シロ20230528
「歳を取るとめっきり体力の衰えを感じる」と言うけれど、それを一切感じたことが無い。なんなら、二十そこらの方が不健康だったように感じる。三十を過ぎたらまた変わるのかな。今年の目標は「よく噛んで食べる」です。(年寄りの体力ががくっと下がるのはたいてい胃腸のせいだと思うため)
感染症が流行り始めてから初めてのディズニーに行ってきました。シーです。みんなはランドとシーどっちが好き? わたしはシーの方が好き。酒が飲めるので…今ってランドもアルコール提供あるんだっけ? そういう噂を聞いたような気もします。新設された美女と野獣のエリア(アトラクションだっけ?)を見てみたいとは思う。ブルーバイユーレストランにも一度は行ってみたい。あれです、カリブの海賊から見えるやつ。
今までさまざまなところで働いてきたけど「ディズニーが好き」と言って驚かれなかったためしがありません。湘南乃風もそう。でも「好きそうじゃないのに好き」ってちょっと面白いと思う。ただ「そういうのを冷めた目で見てそう」「ばかにしていそう」というのはどちらにも失礼だと思う。
ディズニーの施設内美術が大好き! RPGに似たものを感じる。「ここはこういう場所だからこんなものがあるだろう」を感じるところが好き。別にそんなもの無くたって困らないのに、その場所にあるストーリーが匂っているといいですね〜となっちゃうね。何度も行ってるのにいまだに発見があります。
アメリカンウォーターフロントの端に置いてあるSSコロンビア号がそもそも好きなんだけど、その中に入っているテディルーズヴェルトラウンジがすごく好き。と言って今回が二度目だったんだけど…前回は混んでいて入り口付近のカウンター席だったから奥まで見られなかったんだけど、今回はVIPルームみたいなところ(違うんだけど)に案内してもらってすごくhappy。本当にこんなところに座っていいんですか? みたいなはちゃめちゃふわふわBIGソファに座ってご機嫌でした。都内のカフェチェーン店の人が見たら気絶しちゃうんじゃないかっていうぐらい贅沢な席の使い方させてもらってそれだけで嬉しくなっちゃうね。
まず「ご乗船ありがとうございます」って言われるのがいい。提供がゆっくりでそれもいい。ほんとうに豪華客船に乗りに来たみたいな気持ちにさせてくれる、豪華な調度品も、運んでくれる人も。パーク内のエリアをイメージしたカクテルっていうDオタ狙い撃ちみたいなカクテル飲んでご満悦でした。
はじめてシーに行ったときから憧れていたマゼランズにも行ってきました! とってもたのしかった〜…
事前情報を少し得ていたので「何やら秘密の部屋があるってことで…」とキャストの方に伝えたところ「ちょうどそのお席にご案内する予定でした!」と応えてくれてみんなで踊りながら向かいました。ドアを開けるときの小芝居含めて素敵な体験だったな…もし行ってみたい人がいたらネタバレになっちゃうから書かないでおくね。
最近のときめきワード「ホワイトアスパラガス」と「カダイフ揚げ」がどちらも登場して恵比寿顔。ずっと食べてみたかった花ズッキーニも出てきてすっごく嬉しかった…どこに行けば買えるの? 見かけたことないんだけど。とても美味しかったです。
卓についてくれたキャストさんともいろいろとあり、優しさを受け取ったり、感謝を送ったりしてすごく良い時間を過ごせました。また行きたいな。
ここまでただひたすら東京ディズニーシーが楽しかった話を書いてきたんだけど、これらを通して強く思ったことがあって。資本主義の無い…それは言い過ぎか。強く感じない環境ってなんてストレスフリーなんだろう、っていうこと。
わたし個人の問題として、「店側はこう考えているんじゃないかなあ」という推測を必要以上にしてしまう癖があり、それもあって余計になんだろうけど。ここだな〜ここが居心地いいポイントなのかもな〜って今回めちゃくちゃ思った。
ノルマとかあんのかな…少なくとも今回はそれを全然感じずに一日楽しめて、それがとっても気楽でよかったんだよね。一軒目のお店も、提供がゆっくりだから時間の緩やかな流れを楽しみながらお酒を飲めたし、席時間も決まっている(しかし充分ある)から回転数も卓単価も気にせずのんびりできる。全然おすすめされないからプレッシャーも感じないし。それは二軒目も同じで、逆に安くなるようなセットに組み直してくれたり、こんなに一卓に時間掛けて大丈夫? っていうぐらい丁寧に接客して貰えて非常にhappy dayって感じ。それはエリア中にいるキャストさんみんなそう。その人一人一人の利益にならないプラスアルファを贈ろうとしてくれる。サンキュー。
普段の生活でそういうシーンって無くない? だって資本主義社会だし、国の愚策の所為で国民の生活はどんどん厳しくなってより一層それは激化していく一方だし…「自己責任」とか「弱肉強食」みたいな聞こえの強い言葉ばかりフォーカスされる社会めちゃくちゃ疲れる。
と、東京ディズニーシーが楽しかったことから、ここまでネガティブになって本当に無駄。楽しかった記憶を強調しながら生きます。明日からまた一週間がはじまるので。
ってめちゃくちゃ締め的なこと言ったけど最近ハマってるフリーゲーム「ファミレスを享受せよ」の話もしたいからここから書くよ〜
平たく言うとファミレスから出られなくなる話です。ノベルゲー? になるのかな? すごくシンプルでちょっとレトロ。ノスタルジックでSFっぽい。この絶妙なアンバランス感が好きなんだと思う…あとすごく曲がいい。
主人公は深夜に勉強をしている。ふと窓の外を見ると綺麗な満月が目に入る。それを見て主人公はこう思う。「そうだ、こんな月が綺麗な夜は、ファミレスにでも行こうかな」
辿り着いたのは二十四時間営業のファミレス「ムーンパレス」。主人公はソフトクリームとドリンクバーを頼む。待っている間に、主人公は勉強の続きをする。試験が近いのだ…しかし待てど暮らせど頼んだ品はやってこない。いつの間にか外も真っ暗(比喩表現ではなくて、ほんとうに、宇宙みたいに真っ暗!)だ。いつの間にか主人公は、永遠のファミレス「ムーンパレス」に迷い込んでいたのだ…
どう? 煽り文句みたいでしょ。これ何も見ないで書いてるからね。いかにこのゲームにハマっているかがわかるでしょう。
一見してフリーゲームにありがちな(ごめん)CF(ちょっとふしぎ)世界観だと思うかもしれない。ただゲームを進めていくうちに、人間の…人間に限らないか。社会生活を営む、記憶に執着のある生き物たちの、やるせなさや愛情や罪悪感や、ちょっとした怠惰が覗けてすっごく面白いですよ!(ダイレクトマーケティング)
こういうちょっとずらしの入った語り口が好きなのかもしれない。わたしが今ドラゴンボールを七つ集めたら「友達みんなのファミレス実況動画おくれーッッッッッ!!!!!!」って叫ぶと思う。
前回から今回までに触れたおすすめを書きます。
マイホームヒーローまじで面白いし「アニメで見てるよ〜」って人にはマジで原作の漫画を読んで欲しいです。
ざっくり言うなら娘のクソクズ彼氏を父親が殺しちゃって、それをどう隠蔽するか…からはじまるミステリ? になるのかな? っていう感じなんだけど…この父親が主人公です。
わたしもまだ全部読めてない(しかも未完)けど、この娘の彼氏殺しなんていうのは全くの序章で、もっと大きな…家族のルーツ、生い立ちにまで言及していく作品です。本当に「いつになったら楽になるの?」「もういい、お前は頑張った、ここでやめて楽になっても何も言えない…いや寧ろはやく楽になってくれ!」みたいなことをずっと思うので整腸剤片手に読んだ方がいい作品です。読んでくれる人には鷲のマークの大正製薬正露丸を贈ります(せん)。
「マイホームヒーロー」って、そういうことかよ…! と事あるごとに思います。
ようやく「差別はたいてい悪意のない人がする」を読んでいます。いろんなところで名前を聞くだけあって、わたしみたいに「差別とはそもそも何なのか」みたいなところから読みたい人にとても良い本だと思う。
タイトルにも超ストレートに書いてあるけど、差別というのは「差別したい!」みたいな人がするわけではなくて、たいていの場合「でもそうは言っても…」「仕方ないよね…」「こう考えたときにこれは正当であって…」みたいな文脈でされる、無知から起きることだということをさまざまなケースを使って丁寧に書いてくれている。
文章も易しい方だと思うし、一冊鞄に入れておくのにいい本だと思います。
今年の三分の一が終わりましたね。もうじき半年が経ちますね…冒頭で今年の目標に「よく噛んで食べる」をあげましたが、もう一つは「ルチルクォーツの指輪を買う」と最近決心しました。決心、と言うほどものすごく高価なもの、というわけではないんだけど…いつ買おうかすごく楽しみ。
恋人がホロスコープをちょっと齧ったので話を聞いたりするのですが、わたしの星座は牡羊座だけど、もう一つの星座(?)は射手座だそうです。正直、いちばん遠い気がするので不思議な感覚です。
ルチルクォーツは獅子座の石で、昔からライオンに憧れがあるし、獅子座の方がしっくりくるな。ルチルクォーツはインクルージョンの形状から、包囲磁石のように道ゆきを示してくれる石だと言われているそうです。いつ買おっかな。とっても楽しみ。