氷炭_04_6/12

特に日記に書きたいような大きな出来事もない、けれど皆の日記は読みたい、ので普通の日記っぽいことを書きます。今月は差別的な言葉がどんどん目に入ってきて地獄のようだね。宮沢賢治は「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」と書いていたけれど、まさにその通りだと思うよ。誰かが差別されている世界では本当に幸せにはなれない。でも今日は、普通の日記です。

 

憧れている指輪があるけれど、それなりの値段がする。39600円。半年ほど細々した我慢をすれば手の届く値段だけど、どんなに考えても、私はきっとそれを買わない。すごく好みの見た目をしていて、何度も販売ページを訪れて眺めているのに、買わないんだろうなという妙な確信がある。突然月収5億円とかになったら流石にわかんない、それは買うかも。でも、なんとなくいつも、39600円のためにする小さな積み立ては、本当は他のことの為に使った方が美しいのではないの、と自問自答して終わってしまう。美しいというのは正しいということだ。少なくとも私にとっては。ほぼ毎月、5000円の寄付を続けている。少ない給料から生活費を引き、猫の餌を買い、本を買って、その上で気持ちに余裕を持って寄付できるのが5000円だからだ。シフト制で働いているせいで給料が変動するので先月はできなかった。今月はできた。40000円の余裕があれば、8ヶ月間にわたって5000円の寄付ができる。あの指輪よりもその方が美しいのではないの、と考えてしまうので、きっといつまでも買わないだろう。いつかお店で本物を見てみたいとは思うけど。

 

別の話。ゲームは好きだけどゲームをしている自分が好きではない。ゲームを禁止されていた子供時代だったので親からの呪いの一種なのかもしれないけれど、それだけではない。自分の性質的にのめりこみすぎる。中学生の頃、マインスイーパで朝を迎えたことのある人間である。Pocket Frogsなどは1回のプレイ時間が短いので可愛いもので、絶賛大流行中の『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』(めちゃくちゃ面白い)(ストーリーは前作の方が好きだけどギミックがすごい)(いや、本当に、なんていうか…すごい)なんて本当にまずい。睡眠時間は確実に減ったし、このあいだぶっ続けで10時間やってた。怖すぎる。やらなければいけない勉強も読みたかった本も放り出してハイラルの大地を駆け巡っていた。普通に落ち込むし、ゲームで時間を浪費している自分を好きになれない。ので、売った。10時間やっていたと気付いて床から飛び起きて、即メルカリに出品して、翌朝の出勤前に投函した。すぐに買い手が付いてよかった。これからあのゲームを買おうと思っている人は注意してほしい。面白すぎる。ゲームシステムに緩急があり、ぼーっとしながら歩いているだけでも楽しいし、時折頭を使わなければいけないパズルが出てきたりして飽きない。だから10時間もできてしまう。人間をだめにするゲーム。

もうひとつ私の好きな『ファイアーエムブレム 風花雪月』というゲームがあるけれど、あれはいいですよ。シミュレーションRPGなのでずっと頭を使っていなきゃいけなくて疲れるので30分くらいしかできない。フルボイスなんですが、物語が前後編になっていて5年間の隔たりがあるので、全キャラクターの5年間の演じ分けが聞けるんですよ。声優って凄いな…と思える。おすすめです。私の推し、フェルディナント=フォン=エーギルをよろしくお願いします。

 

猫が横から「もう部屋を暗くして寝ようよう」と催促してくるので寝ます。おやすみなさい。ゲームから解放され早寝早起きの生活を取り戻した氷炭より。

シロ20230528

「歳を取るとめっきり体力の衰えを感じる」と言うけれど、それを一切感じたことが無い。なんなら、二十そこらの方が不健康だったように感じる。三十を過ぎたらまた変わるのかな。今年の目標は「よく噛んで食べる」です。(年寄りの体力ががくっと下がるのはたいてい胃腸のせいだと思うため)

 

 

 

感染症が流行り始めてから初めてのディズニーに行ってきました。シーです。みんなはランドとシーどっちが好き? わたしはシーの方が好き。酒が飲めるので…今ってランドもアルコール提供あるんだっけ? そういう噂を聞いたような気もします。新設された美女と野獣のエリア(アトラクションだっけ?)を見てみたいとは思う。ブルーバイユーレストランにも一度は行ってみたい。あれです、カリブの海賊から見えるやつ。

 

今までさまざまなところで働いてきたけど「ディズニーが好き」と言って驚かれなかったためしがありません。湘南乃風もそう。でも「好きそうじゃないのに好き」ってちょっと面白いと思う。ただ「そういうのを冷めた目で見てそう」「ばかにしていそう」というのはどちらにも失礼だと思う。

 

ディズニーの施設内美術が大好き! RPGに似たものを感じる。「ここはこういう場所だからこんなものがあるだろう」を感じるところが好き。別にそんなもの無くたって困らないのに、その場所にあるストーリーが匂っているといいですね〜となっちゃうね。何度も行ってるのにいまだに発見があります。

 

アメリカンウォーターフロントの端に置いてあるSSコロンビア号がそもそも好きなんだけど、その中に入っているテディルーズヴェルトラウンジがすごく好き。と言って今回が二度目だったんだけど…前回は混んでいて入り口付近のカウンター席だったから奥まで見られなかったんだけど、今回はVIPルームみたいなところ(違うんだけど)に案内してもらってすごくhappy。本当にこんなところに座っていいんですか? みたいなはちゃめちゃふわふわBIGソファに座ってご機嫌でした。都内のカフェチェーン店の人が見たら気絶しちゃうんじゃないかっていうぐらい贅沢な席の使い方させてもらってそれだけで嬉しくなっちゃうね。

まず「ご乗船ありがとうございます」って言われるのがいい。提供がゆっくりでそれもいい。ほんとうに豪華客船に乗りに来たみたいな気持ちにさせてくれる、豪華な調度品も、運んでくれる人も。パーク内のエリアをイメージしたカクテルっていうDオタ狙い撃ちみたいなカクテル飲んでご満悦でした。

 

はじめてシーに行ったときから憧れていたマゼランズにも行ってきました! とってもたのしかった〜…

事前情報を少し得ていたので「何やら秘密の部屋があるってことで…」とキャストの方に伝えたところ「ちょうどそのお席にご案内する予定でした!」と応えてくれてみんなで踊りながら向かいました。ドアを開けるときの小芝居含めて素敵な体験だったな…もし行ってみたい人がいたらネタバレになっちゃうから書かないでおくね。

最近のときめきワード「ホワイトアスパラガス」と「カダイフ揚げ」がどちらも登場して恵比寿顔。ずっと食べてみたかった花ズッキーニも出てきてすっごく嬉しかった…どこに行けば買えるの? 見かけたことないんだけど。とても美味しかったです。

卓についてくれたキャストさんともいろいろとあり、優しさを受け取ったり、感謝を送ったりしてすごく良い時間を過ごせました。また行きたいな。

 

 

 

ここまでただひたすら東京ディズニーシーが楽しかった話を書いてきたんだけど、これらを通して強く思ったことがあって。資本主義の無い…それは言い過ぎか。強く感じない環境ってなんてストレスフリーなんだろう、っていうこと。

わたし個人の問題として、「店側はこう考えているんじゃないかなあ」という推測を必要以上にしてしまう癖があり、それもあって余計になんだろうけど。ここだな〜ここが居心地いいポイントなのかもな〜って今回めちゃくちゃ思った。

ノルマとかあんのかな…少なくとも今回はそれを全然感じずに一日楽しめて、それがとっても気楽でよかったんだよね。一軒目のお店も、提供がゆっくりだから時間の緩やかな流れを楽しみながらお酒を飲めたし、席時間も決まっている(しかし充分ある)から回転数も卓単価も気にせずのんびりできる。全然おすすめされないからプレッシャーも感じないし。それは二軒目も同じで、逆に安くなるようなセットに組み直してくれたり、こんなに一卓に時間掛けて大丈夫? っていうぐらい丁寧に接客して貰えて非常にhappy dayって感じ。それはエリア中にいるキャストさんみんなそう。その人一人一人の利益にならないプラスアルファを贈ろうとしてくれる。サンキュー。

普段の生活でそういうシーンって無くない? だって資本主義社会だし、国の愚策の所為で国民の生活はどんどん厳しくなってより一層それは激化していく一方だし…「自己責任」とか「弱肉強食」みたいな聞こえの強い言葉ばかりフォーカスされる社会めちゃくちゃ疲れる。

と、東京ディズニーシーが楽しかったことから、ここまでネガティブになって本当に無駄。楽しかった記憶を強調しながら生きます。明日からまた一週間がはじまるので。

 

 

 

ってめちゃくちゃ締め的なこと言ったけど最近ハマってるフリーゲーム「ファミレスを享受せよ」の話もしたいからここから書くよ〜

平たく言うとファミレスから出られなくなる話です。ノベルゲー? になるのかな? すごくシンプルでちょっとレトロ。ノスタルジックでSFっぽい。この絶妙なアンバランス感が好きなんだと思う…あとすごく曲がいい。

 

主人公は深夜に勉強をしている。ふと窓の外を見ると綺麗な満月が目に入る。それを見て主人公はこう思う。「そうだ、こんな月が綺麗な夜は、ファミレスにでも行こうかな」

辿り着いたのは二十四時間営業のファミレス「ムーンパレス」。主人公はソフトクリームとドリンクバーを頼む。待っている間に、主人公は勉強の続きをする。試験が近いのだ…しかし待てど暮らせど頼んだ品はやってこない。いつの間にか外も真っ暗(比喩表現ではなくて、ほんとうに、宇宙みたいに真っ暗!)だ。いつの間にか主人公は、永遠のファミレス「ムーンパレス」に迷い込んでいたのだ…

どう? 煽り文句みたいでしょ。これ何も見ないで書いてるからね。いかにこのゲームにハマっているかがわかるでしょう。

一見してフリーゲームにありがちな(ごめん)CF(ちょっとふしぎ)世界観だと思うかもしれない。ただゲームを進めていくうちに、人間の…人間に限らないか。社会生活を営む、記憶に執着のある生き物たちの、やるせなさや愛情や罪悪感や、ちょっとした怠惰が覗けてすっごく面白いですよ!(ダイレクトマーケティング

こういうちょっとずらしの入った語り口が好きなのかもしれない。わたしが今ドラゴンボールを七つ集めたら「友達みんなのファミレス実況動画おくれーッッッッッ!!!!!!」って叫ぶと思う。

 

 

 

前回から今回までに触れたおすすめを書きます。

 

マイホームヒーローまじで面白いし「アニメで見てるよ〜」って人にはマジで原作の漫画を読んで欲しいです。

ざっくり言うなら娘のクソクズ彼氏を父親が殺しちゃって、それをどう隠蔽するか…からはじまるミステリ? になるのかな? っていう感じなんだけど…この父親が主人公です。

わたしもまだ全部読めてない(しかも未完)けど、この娘の彼氏殺しなんていうのは全くの序章で、もっと大きな…家族のルーツ、生い立ちにまで言及していく作品です。本当に「いつになったら楽になるの?」「もういい、お前は頑張った、ここでやめて楽になっても何も言えない…いや寧ろはやく楽になってくれ!」みたいなことをずっと思うので整腸剤片手に読んだ方がいい作品です。読んでくれる人には鷲のマークの大正製薬正露丸を贈ります(せん)。

「マイホームヒーロー」って、そういうことかよ…! と事あるごとに思います。

 

ようやく「差別はたいてい悪意のない人がする」を読んでいます。いろんなところで名前を聞くだけあって、わたしみたいに「差別とはそもそも何なのか」みたいなところから読みたい人にとても良い本だと思う。

タイトルにも超ストレートに書いてあるけど、差別というのは「差別したい!」みたいな人がするわけではなくて、たいていの場合「でもそうは言っても…」「仕方ないよね…」「こう考えたときにこれは正当であって…」みたいな文脈でされる、無知から起きることだということをさまざまなケースを使って丁寧に書いてくれている。

文章も易しい方だと思うし、一冊鞄に入れておくのにいい本だと思います。

 

 

 

今年の三分の一が終わりましたね。もうじき半年が経ちますね…冒頭で今年の目標に「よく噛んで食べる」をあげましたが、もう一つは「ルチルクォーツの指輪を買う」と最近決心しました。決心、と言うほどものすごく高価なもの、というわけではないんだけど…いつ買おうかすごく楽しみ。

恋人がホロスコープをちょっと齧ったので話を聞いたりするのですが、わたしの星座は牡羊座だけど、もう一つの星座(?)は射手座だそうです。正直、いちばん遠い気がするので不思議な感覚です。

ルチルクォーツは獅子座の石で、昔からライオンに憧れがあるし、獅子座の方がしっくりくるな。ルチルクォーツはインクルージョンの形状から、包囲磁石のように道ゆきを示してくれる石だと言われているそうです。いつ買おっかな。とっても楽しみ。

きゃべつ④2023/04/30

拝啓 皆様

もう4月も終わりますね。GWはいかがお過ごしですか?私はゲームします。毎日ずっとゲームします。

 

なんなの?って感じですが、何故かここでも懲りずにレオン・スコット・ケネディの話をします。私って本当になんなの???助けて。

書くの速すぎだろと思いました?筆が速いのはたしかにそうですが、今回は違います。これ、書き溜めてたやつなんです。

「交換日記を書き溜めてんのかよキモッ」って思いました?そうですよね。
私は日常的に何か書いていないと気が済まないのです。


あの、こっからすごい長いですけど、これでも推敲に推敲を重ねて短くしています。各自で読み飛ばしてください。5000字以上あります。

2月に「最近の平日は、生きているというより『死なないようにしている』といった生活をしています。娯楽のほぼ一切を排除した虚しい生活です。」というクソ悲しい書き出しの日記を書いていたやつと同一人物とは思えない狂いっぷりですね。

 

~~~注意~~~

ここから無限にレオン・スコット・ケネディ(以下レオン)の話をしています。

 

 

言い訳なんですけど、私がバイオハザードの主人公レオンを好きになったのは最近の話ではないんです。
遡ること2019年、ルームシェアをしていた友人と「2人プレイできるから」という理由だけで、急にバイオハザード6をやり始めたんです。(現在シリーズ8作品)この時点では2人ともストーリーを全く知らない。敵が「ゾンビ」だけじゃない※1 ことも知らない。
レオンのことは「ゾンビハンター」だと思ってたけど、なんか違うらしい。
※1 寄生虫に操られた人間、キショイ虫、デカい犬など

 

で、まぁ6のレオンは38歳で渋くてイケててカッコよくて惚れたんです。ここからレオン推しになった。最高ゥ!

 

そのあと2をやったんですよ。1からやれよって思うかもしれないけど。

時間軸でいうと6の17年くらい前の話で、レオンは警察官になりたて(当時21歳)、配属されたラクーンシティ警察署に初出勤しようとしたら「アンブレラ社」が開発したウィルスで町がゾンビパニックになっていた!っていう可哀想なスタート。
若いレオン、カッコよすぎて興奮が止まらなかった。ほんとに鼻血とか出るかもしれないと思ってた。
ただ、2は1人プレイ専用。友人も私も怖すぎてコントローラーを押し付けあい、そして、クリアしないままルームシェアの期限を迎えてしまったわけです。
私は一人になって2の続きをプレイできなくなりました。本当にめちゃくちゃ怖いから。とにかくマップが暗すぎるし音が怖すぎる。あとセーブポイントが少なすぎる。ひどいよ。

レオンがカッコいいのにプレイできない悲しみに暮れながら、「Dead by Daylight」がバイオとコラボしたので課金してレオンを買ったりしました。(怪我させると情けなく喘ぐので興奮しました)

 

その後、名作と名高いバイオ4の実況を見ることにしました。

色々出ていてややこしいので、私の状況をさっくり解説しますね。

バイオハザードシリーズ主人公】※REはリメイク版のこと
1(RE)…クリス
→見たこともやったこともない
2(RE2)…レオン(21歳の新米警官、可愛いしかっこいい)
→昨日クリアした!めでたい!
3(RE3)…ジル
→見たことがある
4(RE4)…レオン(27歳、大統領のエージェント、すんげぇかっこいい)
→今からこれの話をするし、今日からこれをやる。
5…クリス
→やった
6…レオン(38歳、大統領のエージェント、渋くてかっこいい)
→一番最初にやった
7…イーサン
→見たことがある
8…イーサン
→見たことがある


4は、ラクーンシティでの活躍を買われたレオンが大統領のエージェントになって、馬鹿くそつらい訓練や任務をこなしまくって27歳※2 になったとき、「大統領の娘が拉致されたのでスペインまで探しに行ってこい」と言われて、何故か1人で※3 行かされたというストーリー。

※2 同い年と知ったときのショックは計り知れなかった。せめて年上でいて欲しかった。
※3 コードネームが「コンドル1」なんですけど、1人で来てるんだから1もクソもないだろって思う。

 

ただ、4のレオン、規格外すぎてめちゃくちゃ面白いしカッコいいんですよ。
2のレオンは21歳の新米警官なので青臭さがあるし、銃を撃つことしかできないし、敵がいるたびに「冗談きついぜ!」「勘弁してくれ!」みたいなことを言うんですけど。
4のレオンは場馴れしすぎた上に筋肉をつけすぎて、ゾンビを蹴るわ投げるわ※4 、窓ガラスにダイブしてぶち破るわ、バク宙するわ、チェーンソーで斬りかかられてもナイフ1本で凌ぐなどやりたい放題。

※4 ジャーマン・スープレックスをしてくれる。


2のレオンの回復手段は「ハーブ」しかなかったのに、4のレオンは落ちてた卵も、汚い湖を泳いでたブラックバスも、襲ってきた蛇も生でむしゃ食いする。食中毒やアニサキスも恐れぬ強靭な内臓を手に入れており、「どんだけ過酷な訓練を積んできたんだお前」と涙が出る……ほんとにこの6年で何があったんだお前!

でもまぁ、普通に怖いので飛ばし飛ばしで見てたんですよ。飛ばし飛ばしでもレオンめちゃくちゃカッコよかった。飛ばしすぎてストーリーほぼ覚えてないけど、レオン……好きだ……!!!という気持ちを心の奥底にしまって、その後の人生を生きてきました。
2年くらい。

 

そんなこんな言っていたら、2023年、

バイオ4のリメイクが出た!!!
出ちゃった!!!!!!!!
27歳のレオンが!!!!!!
より高画質になって出ちゃった!!!!
キャラデザもよりカッコよくされて出ちゃった。
困った。画質が悪くてもあんなにカッコよかったのに、さらにカッコよくなったらそりゃあもうどうしよう。私は怯えた。怯えながら実況を見ました。

 

震えが止まらなかったねもう。オープニングムービーから既にカッコいいので、「ギャ…!」ってなったんですよ。カッコよさのあまり、この段階ですでに吐きそうになってる。

序盤はボンバージャケット※5 を着ててめちゃくちゃカッコいいんですけど、途中から失くして半袖姿になるんですよ。

※5 実在するアパレルブランドに許諾をとって、実在するジャケット(19万するらしい)をモデルにしているらしいです。クソボロのズタズタになると分かってて19万を着て仕事するこの男の胆力、なに?

 

んで、なんかよく分かんないんだけど、半袖からのぞくめちゃくちゃ逞しい腕を見たとき、すごい急に「ストン」と落ちたんですよね。沼とかじゃなかった。ブクブク……とかじゃなくて突然床が消えたみたいな感じ。細かすぎて伝わらないモノマネみたいな感じで落ちた。だからはじめは自覚がなかった。

実況見てるとき心拍数が異様に高くなって、めちゃくちゃ顔が熱くて手汗がすごいことに気づいたんですよ。「なんだ病気か?ストレス?なんか不安ごとあったっけな……」と普通に悩んだんですけど。「そういえばレオン・S・ケネディのSって何かな?」と思ってググろうとしたとき、ありえないぐらい腹を壊してググれなかったので「う、うわー!!!!!!!こ……これじゃん!!!!!!」ってなったんですけども。

なんかそっから急激に好きになりすぎてワケわかんなくなって1ヶ月経ちました。なんなの?

 

バイオ4、途中めちゃくちゃ雨に降られるんですが、首筋や腕などが雨に濡れて艶やかに光るのほんとやめてほしいんですよ。エロすぎる。春のドスケベエージェント祭り開催決定。
途中、グレーの瞳がドアップに映ったりするし※6 悲鳴をあげてしまうね。
なんか分かんないけど本当に上腕二頭筋がすごい!半袖を着てくれてありがとう!半袖ってあなたのためにある服なんですね!
※6 寄生虫を注射されたのち、侵食具合を確認させられるという本当に最悪のシーン。この時点でのレオンはめちゃくちゃ元気そうに窓をぶち破っている。

 

ほんで救出しないといけない大統領の娘、アシュリーが可愛すぎる。

合流してからしばらくするとレオンを完全に信用してくれるのであまりにも健気で愛おしい。レオンがシャンデリアの上に飛び乗ると「行儀が悪い」と苦言を呈してくる(行儀の問題ではない)。
可愛すぎる人間とかっこよすぎる人間が画面におさまってて見ていると発狂しそうになる。芸術?絵が強すぎて直視できない。

 

バイオ4って女の子を助ける話なので、もうとにかくずっと「最高」なんですよ。「必ず君を助ける」とか言うんですよ。やだーっっっ!!!そんなベタなこと言わないで……!死ぬから……(私が)

 

ということで、実況は途中まで見たけどやめて、自分でプレイすることにしました。作品内で一番難しいとも言われているのに……(なんか敵のAIが高性能になっちゃったせいで、雑魚敵すらもちょっと大変らしい。技術の進歩って、時に私たちに牙を剥くんですね)

 

とにかくリメイクされたレオン・スコット・ケネディがカッコよすぎる。てか、ミドルネームが「スコット」なのめっちゃ良すぎる。泣きそう。泣いていいの?架空のキャラクターのミドルネームがスコットだったのが良すぎた、とかいう理由で泣いていいんですか?人間って。いいんですね?


え~~~~~~~~~~~~~~~~ん好き!!!


氷炭さんググってくれてありがとう。私だけだったら未だにスコットだと知らないままだったと思う。ググる勇気がないので。

てか大統領の娘が拉致されて救出するの、なんでレオン1人なんだよ?せめて20人、いや、もう5人でもいいからチームを組んで行けよ。大統領側も「俺の娘を助けるのに、こんな若造1人って……!」って不安に思わないのかよ。

 

私、4月頭に好きだった男にフラれたのに「告白してからの返事待ちが長すぎて、その間にレオンを好きになりすぎて返事とかどうでも良くなってた」とかいうクソみたいなエピソードまで作ってしまったよ。4ヶ月も返事を保留するような男より、救出ミッションでスペインの鬼畜村にたった1人で飛ばされて雨に降られながら女の子を助けて寄生虫を注射されても元気に窓をぶち破ってる敏腕エージェントのほうがいい。なんで死なないのあいつ?

 

なんかレオンに気を狂わされて気づいてしまった。
「これが……恋!」ってね……。(違うと思うけど)
少なくとも、好きだった男よりレオンのほうが好き。人生どうでもよくなってきた。生まれ変わったらミドルネームがスコットの人間になりたい。もしくは金髪の男になりたい。

 

知りたいよ、レオンのなんか……生活とかさ。
アメリカって毎日どんなご飯食べるの?朝ご飯はシリアルなの?カロリーメイトとかウィダーインゼリーみたいなのってあるの?プロテインは何味が好きなの?
家はどんな感じなの?でっかい冷蔵庫とかあんの?
稼ぎはあるのに時間はないタイプなの?でっかいテレビ買ったのに見る時間はなかったりするの?録画してるのに見てないドラマとか溜まってるの?てかそもそも家には帰れてるの!?足のサイズはいくつなの!?いきつけの美容院とかあるの!?子供の頃のあだ名はなんなの!?兄弟はいるの!?字は綺麗なの!?
教えてくれよレオン・スコット・ケネディ!!!!!
お前の全てを!!!!!


 

キタムラ③2023/04/29

お久しぶりです。

キタムラです。

 

最近はGWにあるイベントに初サークル参加するということでばたばたしておりました。

楽しみなような、脱稿した段階で燃え尽きたような不思議な感覚を抱いて日々送っています。

 

 

ところで皆さんは「ASMR」をご存じですか?

耳に心地いい音とかそんな感じです。

川の水音や石鹸を切る音、スライムで遊ぶ音を耳元で流すとリラックスしたり集中力を上げたりする効果があるそうです。

慣れないと耳元でする音がぞわぞわするんですが、その反応も正しいようです。

中でもよく聞くのが「耳かきASMR」かなと思います。

いい声のお姉さんが小声で囁きながら耳をマッサージしてくれたり耳かきをしてくれたりと、そういうお店のサービスのようなものまであります。

YouTubeだと低年齢キャラが行っている動画やチャンネルがBANされたことがあり、VTuberが頭を悩ませたという話もあります。

まあ、とにかくバイノーラルで耳に優しい音が流れるやつって認識で間違ってないと思います。

 

話は変わりまして、「ずんだもん」を知ってますか?

東北の応援キャラクターでずんだ餅から来ているキャラクターで公式で擬人化をされている男の子(娘)です。

ゆっくり霊夢たちと同じようなフリーソフトの合成音声が作られています。

頭に枝豆が付いたかわいい子です。

 

最近私は、「ずんだもんに耳元で囁かれるASMR」に助けられて睡眠しています。

ずんだもんが視聴者を労わりながら耳をオイルマッサージされたり耳かきをしてくれます。

最初ASMRを舐めていて、耳がぞわぞわしてきも~とか思ってたんですけどずんだもんが耳元で囁いているうちにニ十分しないで夢の中でした。

ここ一週間以上聞いてますが、一時間ある動画の最後まで聞いたことがありません。耳マッサージされているうちに寝てます。

しらない子供に耳かきをされている事実に少し思うところはありますが、寝る前に優しく声を掛けられることが純粋に嬉しいことにも気が付かされました。

やばい寂しい人だ。

 

睡眠導入として試してみるのもいいし、単純に新しい文化に触れるという意味でも一度聞いてみてほしいです。

ただ、ドラマCDが苦手だと人が喋るタイプのASMRはキチィと思うので、自然音などを試してみてください。

 

新しい扉開けるかもよ。

 

気圧とか気温とかぐちゃぐちゃなので体調気をつけてください。

ライラ_03_23/04/21

最近、麻雀をはじめました。雀魂というゲームでプレイしています。

難しいけれど、時々は勝てます。野良の対人戦だと考える時間が二十秒しかなくて、焦って負けることが多いです。シンプルに対戦相手が強くて負けることも多いです。

というわけで、私は制限時間を六十秒に設定できる友人戦で、CPUを相手に遊んでいます。

麻雀は確率のゲームです。達人になると確率だけではなく読み合いや駆け引きも大切になるのでしょうが、私くらいの初心者にとっては確率を考えるゲームです。どの牌がいくつ場に出ていて、いくつ残っていて、手元の牌をどうすれば上がれるのか考えます。確率がまったく同じ場合もたくさんあります。そういう時は好みです。

私は配点の高い字牌が好きなので、字牌を大事に抱えて後悔したり、思い切って捨てたら同じ字牌が手元に来て嘆いたりします。

CPUとばかり対戦しているので、人間とも麻雀をしてみたいと日々思っています。出来たら友達と通話しながらやってみたい。お喋りしたり、何かを食べたり飲んだりしながらまったりと。

最近やっとフリテンにならないようになってきました。少し前進です。フリテンというのは、必要な牌を自分で捨ててしまったからロンできない、という状態です。よくわかってませんが大体そんな感じです。

ドラについても学びました。ドラはとりあえず得点がいっぱい貰えます。それしか知りません。よくわからんままです。ゲームはドラの牌をぴかぴかキラキラ表示してくれます。親切です。

ポン、チー、カンについてもちょっとずつ覚えはじめています。鳴くとか鳴かないとか、よくわからないままだけど、むやみやたらにやっていいわけじゃないらしいということはわかってきました。

牌の呼び方すらおぼつかないので、牌の名前一覧を画面の端っこに表示しながらプレイして、ちょこっとずつ慣れようと試みています。

 

役だとか何だとかまだまだ何もわかりませんが、それでも何とか遊べています。楽しいです。さすが万人に愛されるボドゲ。プレイしてみて、なるほど面白いな、麻雀が人気なのもわかるな、と思いました。

ポーカーやダイスゲームより運が絡まないのがいいです。将棋やチェスのように完全な戦略ゲーではないのもちょうどいい。麻雀のバランスってすごいです。

運要素が絡むから初心者でもベテランに勝てるし、計算も必要だから慣れてくると強くなれる。そんなゲーム作ろうとしても中々作れないよ。すごい。

 

専門用語が中国語で、耳慣れない単語がたくさんあるから難しく見えるんだと思います。私も麻雀はとっても難しいと思ってました。雀魂のチュートリアルをやって、何回かプレイしていたら勝てるようになってきて、勝てるようになると途端に面白さが理解できるので不思議です。

この感覚を説明するのはちょっと難しいな。なんて言えばいいんだろう。ものごとを知っていく楽しさと、ゲームで勝つ楽しさが同時に脳を刺激する感じ。没頭してしまう。

 

気が向いたらプレイしてみてください。『雀魂』で検索したら出てきます。友人戦で部屋を作って、NPCを三人入れて、制限時間を長くするとググりながらプレイできるのでなんもわからん状態でも安心です。

 

なんとなく、字書き部のみんなは、麻雀の面白みをわかってくれるような気がしています。すぐに強くなってしまうような気がします。みんな考えるのが得意だから。

頭の中にあるものを言葉にしたり、文字にしたりするのって、ある程度「思考することが好き」な人が好むものだと思います。みんなは物語を紡ぐ人なので、考えることが得意で、想像力がとっても豊かですよね。だから麻雀を楽しめるんじゃないでしょうか。

シラノはドラや字牌が好きそうだし、きゃべつさんはトイトイやタンヤオのために鳴きそう。氷炭さんはドラでも上がるために捨てちゃいそう、それで大三元とか作ってる。キタムラは字牌切る派で鳴くのに慎重派になるんじゃないのかな。想像したら楽しそうでわくわくしてきた。

麻雀の妄想が広がったところで今回はここまでにします。

なんだか麻雀したくなっちゃったな。

 

 

 

ところでおすすめのオムライスの作り方を教えてください。私はバターライスにオムレツ乗せてケチャップかけたやつが好きです。オムレツにはマヨネーズ混ぜるといい感じにとろとろふわふわになる。

氷炭_03_4/17

「自己肯定感」という言葉を頻繁に見聞きするようになってもう10年以上は経っている気がする。Wikipediaによれば1994年からある言葉らしく、1985年には臨床心理学の分野にあった概念のようだけれど(詳しくは高垣忠一郎氏のWikipediaを見てください)私が子供の頃にはまだ一般的な用語ではなかったと思う。教育現場で注目され始めたのが2016年らしい。今はSNSで検索すれば誰もが上がった下がった言っている。そして、それを見かけるたびにいつも「自信と自己肯定感がごっちゃになってないか?」と疑問が浮かぶ。自信と自己肯定感、ごちゃごちゃになってない? いや、高垣氏が使ったのとまったく同じ意味を理解しておく必要はないよ。でもさ、もしかしたらそれって、資本主義社会においてかなり都合が良いんじゃないの? という事を、このところ仕事しながら考えている。黙々と身体を動かすタイプの仕事なので頭の中が暇なんですよね。

最初に疑問を持ったのはTwitterでいわゆる美容整形アカウントを見かけた時だった。と思う。その人は手術後の顔写真に「自己肯定感かなり上がった」という一文を添えていた。その時にはそれは自己肯定感ではなくて自信では? と思いながらスルーしたけれど、同じような使い方をしている人が意外と多い。いいんだけど、いいんだけど、すごく気になる。「自己肯定感」という言葉がほとんどアンブレラタームとして使われているので(そもそも明確な定義はまだされていないらしいですよ)その中に「自信」も含まれているのかな…と思うけど…でもやっぱり別のものじゃないか。大人になってから自己肯定感を上げるには自信を積み重ねていくしかないので、完全に切り離せるものでもないけれど。

思うに、自信には根拠があるのだ。あやふやなものでも。子供の頃なら足が速いとか、テストで100点を取ったり、元素周期表が全部わかるとか、ポケモンバトルでクラスの誰それを負かしたとか。大人になっても同じで、仕事ができるとか、同期より給料が高いとか(個人的には比較による自信はバカらしいと思うけど、人によってはね)、仕事しながら毎年同人誌出してますとか。美容整形アカウントの人は望み通りの鼻の形を手に入れて、自信が持てたんだよね。根拠のあるものだから、私達は一時的に自信を失った時、料理や家事をこなして「自分はこれができたから偉い。大丈夫」と取り戻す事ができる。

それに対して自己肯定感に根拠は必要ない。高垣氏は「『自分が自分であって大丈夫』という自分に対する信頼」と著書に書いたらしい。私が私であって大丈夫。足が遅くても、勉強ができなくても、鼻の形が好きじゃなくても。だからといってコンプレックスを無理に肯定的に受け入れる必要もない。「鼻の形は嫌いだけど、これが私の鼻なんだな」と思える、という程度の話。でも、だからこそ、自力で自己肯定感を高めるのってすごく難しいよね〜どうしたらいいんだろうね。

もちろん美容整形も否定はしない。筋トレとかもそうだけど、すでにある程度の自己肯定をできている人が「更に自分に自信を持つために」それを行うのはとても意味のある事だと思う。でも、自己肯定感が低い人が「せめて少しでも自分を好きになれるように」と縋るようにするのは、まったくの逆効果を生んでいると思う。それはつまり「こうしなければ好きになる価値がない」という否定そのものだからだ。そしてそこに資本主義は付け込んでくる。もっと美しくなれれば。これは美容整形だけではなくて、例えば自己啓発本なんかも似たようなものだと思う。もっと読めば。もっと読んで価値のある自分になれたら。

若い頃に歯のホワイトニングをした事がある。詳細は忘れたけれど、1万円で専用のマウスピースを作って、マウスピースに塗るためのジェルを買う。ジェルは1本5000円くらい。だいたい半月でなくなるので追加で買う。総額3万円くらいは使ったんじゃないだろうか。子供の頃から歯の色がコンプレックスで、それが原因で口を開けて笑う事ができなかったので、ホワイトニング自体には後悔はない。お金をかけてもやって良かったと思ってる。ただ、渡された資料の中に歯の白さの段階を示すチャートのようなものが入っていて、それを自分の歯と比べて「今はこのくらいの色だな。あと2段階は上げなきゃ」「先月ちょっとさぼったから段階が落ちたね」と歯科医と比べる行為は馬鹿らしかった。幸いにも私は「不自然な白になる手前で止めたい。その後はやらない」とゴールがはっきりしていたのですぐに終わったけれど、人によってはホワイトニングから抜け出せなくなるだろうなと思った。だって白さが1段階上がるたびに「白くなりましたね〜!」って褒めてもらえるんだもん。価値の基準を自分の外側に持つとろくな事にならない。

昔から雑誌という形態が好きでよく買っているのだけれど、最近はあまり楽しめなくなってきた。特にファッション誌は、顧客の購買意欲を高めるためにおそらく意図的に自信と自己肯定感をごっちゃにしているんだな、というのが透けて見えるから。少し前に高校生向けの二重手術の広告が有害だと話題になったけれど、あれと近いところにある。消費によって得た自信は自己肯定感には繋がらないんだよ、という事を誰かが教えてくれたらいいのに。教育? 教育が足りないのかな? まず運動会で順位を出すのを止め、試験結果を廊下に張り出すのも止めたほうがいいと思いますよ。

 

自己肯定感を上げるのが困難な以上、大切になってくるのは「いかに自己肯定感を下げないか」「自己肯定感を下げる環境からどうやって逃げるのか」なんだけど、そこの判断がすごく難しいんだろうと思う。友人にも、フォロワーにもそういう人が結構いる。助けてあげたいけれど具体的なメソッドがあるわけでもない。個人的にはね、部屋の掃除からかな…別に断捨離が好きってわけではないんだけど(私はそもそも持ち物が少ないので)身の回りにあるかつて好きだった物、憧れて買ったけど生活に馴染まなかった物、達成できなかった習い事の資料、そういうものを捨てていくと今の自分の姿かたちがくっきりして良いですよ。それができたら人間関係の断捨離をする。こっちが本番。部屋の掃除は練習。

 

ここまで書いたら疲れちゃったのでもうおしまいにします。みんなが心身共に健康でいてほしいよ。ところでおすすめの猫の爪切りってないですか? 人間用でもいいんだけど…元気丸の後ろ足の爪が立派で、分厚すぎて、使っている爪切りだと挟まらないんですよね。切った爪がどこかに飛んでいかないやつがいいです!!!

シロ③2023/04/09


 酒が胃にくる年ごろなので最近は液キャベを飲むことにしている。二日酔いの気持ち悪さはアルコールのなんかよくわからん成分によってもたらされるものだとばかり思っていたけど単なる胃もたれだったらしい。液キャベを飲むと途端に回復する。
 しかしいかんせん味が悪い。飲んだことは無いが鬼の胆汁みたいな味がする。二日酔いってだけでかなり最悪な気分なのにそこに追い打ちをかけるように最悪な味がする。「爽やかな香りと苦味で胃スッキリ!」じゃないんだよ。爽やかな香りと苦味が最悪なマッチングで吐きそうだよ。この液キャベこそ良薬口に苦しを体現している。
 液キャベの瓶は小さいからカバンの中に入りっぱなしになっていてもあまり困らない。困らないことって後回しになりがちだ。そうやって先延ばしにしてきた結果、カバンの中に四本の液キャベの瓶が入っている。
 人間性を表している。

 

 こないだの通話で「ミニマリストは欲求を効率化している」みたいな話をどっかで読んだみたいな話を氷炭さんがしてくれた。「だからきっと服をたくさん持っているミニマリストもいるはずだよね」とも言っていた、と思う。その前に「捨てることに快楽を覚えるのはミニマリストじゃない」みたいなことも言っていた、気がする。全てが曖昧。
 自分の鉄板みたいなものをつい五年ぐらい前に見つけた。髪型はこの長さが一番似合っているとか、上の服はこの形でこの色が一番似合うとか。
 常に一番似合っていたいわけだから、ずっと髪型も同じだし上の服は黒の開襟シャツばかり買っている。「遊ぶ」みたいなことが無くなった。このおかげで「この服自体は可愛いけどあんまり似合わないんだよな」って箪笥の肥やしになっていく、みたいなことが少なくなった。
 こういうことが「欲求の効率化」みたいなことなのかなと思って……ずっと黒シャツと可愛いボトムスのルーティンにするのが「正解」みたいな。そう、ずっと「正解」にしておきたい、みたいな。
 そのうち正解に拘らなくなってぱっと見掛けた好きな服を気軽に買うようになるんだろうか。昔はそうだった気がする。

 

 交換日記が回ってくるのがはやいよ! いやいいんだけど。書きな、好きなだけ。
 字書きやっぱ書きたいこと好きなだけ書きたいんだろうにお題になると筆が止まるのなんでだろう。よろしくテツアンドトモ。

 

 最近のおすすめは「反トランス差別ZINE われらはすでに共にある」 https://amzn.asia/d/8vkj4Zv です。紙の方は完売していてkindle版だけになっています。トランス当事者の方々が自分の話や知っていることを書いてくれている超良本なのでぜひ。一本一本が短いので通勤とか隙間時間で読めちゃいます。
 引っ越してから家の近くに素敵な店が多くてよく飲み歩いているんですが、最近その中で出会った人と仲良くなり、おすすめして貰った「それでも女をやっていく」 https://amzn.asia/d/co4xEo9 もかなり面白いので貼っておきます。まだ途中なんだけど。